デジタル署名を扱う関数のテスト方法
デジタル署名を扱う関数
CryptGenerateSignature関数:デジタル署名を生成する
CryptVerifySignature関数:デジタル署名を検証する
普段は使うことはない関数。webAPIでデジタル署名を要求するものがあるらしいので、そういったときに利用する関数と思われる。
CryptGenerateSignatureには引数としてRSAプライベートキー、CryptVerifySignatureにはRSAパブリックキーが必要。「公開鍵暗号方式」において、それぞれ「秘密鍵」「公開鍵」に対応する。公開鍵暗号方式については割愛。形式に従ったキーが必要なので、試しに使ってみるのにもひと手間が必要。
テストに使用するキーの生成方法(windows)
キーを生成するには、「ssh-keygen」コマンドが便利。Windows10ならおそらくデフォルトで利用できる。
コマンドプロンプトで「ssh-keygen」を入力し、出てくるメッセージにもすべてEnterを押す。すると、現在のユーザーのフォルダ(C:\Users\[ユーザー名])に「.ssh」フォルダが作成される。その中の「id_rsa」がプライベートキー、「id_rsa.pub」がパブリックキーになる。プライベートキーは、そのままCryptGenerateSignature関数の入力に使うことができる。ただし、パブリックキーは形式が違うので、FileMakerが使えるように変換する必要がある。そのままプロンプトでsshフォルダに移動(cd .ssh)し、「ssh-keygen -f id_rsa.pub -e -m pem > id_rsa.pem」と入力すると、指定の形式のパブリックキーファイル「 id_rsa.pem」が作成される。これはCryptVerifySignature関数の入力に使える。
投稿者プロフィール
-
スモールの未来探究部 所属
FileMaker開発エンジニア
最新の投稿
- FileMaker研究室2024年2月8日FileMaker WebDirectでアクセス時に発生する502エラーの解決方法
- FileMaker研究室2023年12月19日Webビューアで特定の座標のGoogleMapを表示
- FileMaker研究室2023年8月19日FelicaのIDmを取得する方法の模索
- FileMaker研究室2022年11月25日AWSでの環境構築録