FileMaker Server作業記録1: WebDirectをSSLに対応した複数ドメインのサイトで運用する
FileMakerのWebDirect機能を使ってウェブサイトを公開しているが、接続するユーザーの増加とSSLの導入のため、サーバー2台構成、SSL導入をしてみましたのでその記録を残しました。
目的
(1)複数のFileMakerデータベースシステムをWebDirectで公開する。
(2)FileMaker Serverはマスタマシンとワーカーマシンの2台構成にする。
(3)データベースシステムごとに異なるドメインでサイトを公開する。
(4)それぞれのサイトはDVSSL(ドメイン認証のSSL)を実装する。
(5)短くて分かりやすいURLで公開サイトへリダイレクトさせる。
※ここではウェブ公開するデータベースシステムを2つとするが、3つ以上の場合も同じことを繰り返せばいい。
サーバー環境
・Windowsサーバー
さくらのVPS For Windows Server
http://solution.sakura.ad.jp/windows_vps/
サーバーOS : Windows Server 2012 R2
ハードウェアスペック : メモリ 8GB , ディスク容量 300GB , CPU 仮想6core
Webサーバー : IIS 8.5
※マスタ、ワーカーともに同一環境。
・FileMaker Server : FileMaker Server 15
・ドメインの管理 : お名前.com
・SSLの発行 : RapidSSL , GoDaddy
※GoDaddyはFileMakerでサポートされる証明書で最も低価格であったため購入。この証明書であればFileMaker ServerとPro,Goのクライアント・サーバー間とWebDirectが暗号化されます。WebDirectだけSSLに対応する場合はより安価なRapidSSLをIISに設定するだけでもよい。
目次
FileMaker Server作業記録1: WebDirectをSSLに対応した複数ドメインのサイトで運用する
FileMaker Server作業記録2: FileMaker Serverを2台のマシンで展開する
FileMaker Server作業記録3: WebDirect用サイトを作成する
FileMaker Server作業記録4: ドメインを振る
FileMaker Server作業記録5: SSLを導入する
FileMaker Server作業記録6: WebDirect用サイトからリバースさせる
FileMaker Server作業記録7: シンプルなURLからリダイレクトさせる
投稿者プロフィール
-
スモールの未来探究部 所属
FileMaker開発エンジニア